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【読書記録5】世界が変わる「視点」の見つけ方 未踏領域のデザイン戦略

世界が変わる「視点」の見つけ方

未踏領域のデザイン戦略

佐藤可士和 著


 

□選書理由

 今年5月まで東京・国立新美術館佐藤可士和展が開催されていたことで、

佐藤さんを知りました。ユニクロ今治タオル楽天グループのロゴをデザインされた方。

展示に行ってみたいと思うものの時期を逃してしまい、せめて何か書籍でも読みたいな、

考え方を知ってみたいなと思ったのが、本を取った理由です。

題名にある通り、”世界が変わる”とのこと、自分の考えに幅を与え、

仕事にも活かせそうと思い、読んでみました。

 

□感想

内容のメインは、佐藤さんが特別招聘教授として担当されてる、

SFCでの授業の内容です。授業の組み立てから、実際のカリキュラム、

授業を通しての学生の変化等、そしてアウトプットも豊富に紹介されています。

学生はある課題に対し、チームを組んで毎週アウトプットを出していきます。

私自身も追体験しながら、読み進めました。

 

コンセプトを決めるまでにもがいたり、頭から湯気が出るほど悩んだり、

幾度も修正したり、学生であれ、社会人であれ、良いものを生み出す過程はどちらも同じく、そう簡単には出てきませんね。佐藤さんでもあるロゴを作るにも100以上の案を出し検討されるそうです。

学生さんたちのアウトプットのプレゼンが、とてもシンプルにまとめられているのが、

素人目にみてもデザインだな〜と感じました。

 

佐藤さんの考えの基礎は、課題→コンセプト→ソリューション。

これは仕事にも使えます。ソリューションありきでの理由づけ・内容作成ではなく、

課題をいかに自分事として捉えられるか、それをどういうコンセプトで解決していくか、

最後にどのような形でアウトプットとするか、です。

仕事でもときに課題に振り返り、再度課題を見つめ直して、コンセプト(方向性)をただす、

これは私も手帳にメモをしました。

 

話外れますが、SFCは面白い取り組みをしていますね。

またやはり東大や慶應などは教授陣も著名な方が多く、子供にとっても良い刺激になりますね。そういった点では、ぜひ娘にも自分の学びたいことを自ら選べるような、また仲間と刺激しあえるような環境に身をおいてもらえると嬉しいなぁと思いました。